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AQBインプラントシステム

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 2007年11月8日(木)、中国上海市にて第一回日中デンタルフォーラムが開催され、AQBの開発者のお一人、外務省歯科診療所所長の堤義親先生が「AQBインプラント」について特別講演をされました。
 特に100%近い結晶度を有するAQBの再結晶化HAと、その優れた骨誘導能、AQBのシンプルな術式が大いに注目されていました。 発展著しい中国との学術協力、進行が進んでいますが、AQBも両国の架け橋としての活動が期待されます。

 「めまぐるしく発展する中国だが、近年、歯科分野においても学術活動が進み、歯科系大学も全国で80以上を数えるまでになった。 今後、様々な国際交流を通じて技術の向上が進むだろうが、今回の日中デンタルフォーラムにおいても学術面における両国の交流を深め、今後も中国、ひいてはアジアの歯科分野の向上に貢献したい」
 2007 年11月8日( 木)、中国上海市で行われた「日中デンタルフォーラム」(運営:アジアデンタルフォーラム)の交流会での席上、今回の大会の日本側の主催者である日本歯科医学会会長・江藤一洋先生は大会の意義を強調されました。 「日中デンタルフォーラム」は、これまで人的交流をメインに進めてきましたが今回から両国の歯科分野における学術的な交流・発表も開始、第1回の開催となったもので、中華口腔医学会、上海口腔医学会、それに上海地区の日本人留学経験者や企業関係者が一堂に介し行われました。 特別講演として、日本側からは、大阪歯科大学理事長・学長の川添堯彬先生が「日本における口腔インプラント学会の学術活動と専門医制度の動向」を、東京医科歯科大学臨床教授・柏田聰明先生が「歯の長期保存と審美性向上の鍵となる『接着』を用いた補綴修復治療」を、そして日本における代表的なインプラントシステムの紹介として外務省歯科診療所所長の堤義親先生が「AQBインプラントシステム」について特別講演をされました。 また堤先生に続いて、中国におけるインプラント治療の第一人者である上海交通大学口腔医学院教授頼紅昌先生が「インプラント修復負荷時期の選択」について講演され、日中のインプラント技術の比較に、来場者の関心が集まっていました。
特に堤先生がAQBの手技を動画でご説明された際には、画面をじっとみつめる来場者の姿が印象的でした。
 日中デンタルフォーラムは毎年開催、来年も上海・北京にて開催される予定です。



?左)同済大学口腔医学院院長・王佐林先生、右)上海交通大学口腔医学院教授・張建中先生

?左から大阪歯科大学解剖学講座教授・諏訪文彦先生、外務省歯科診療所所長・堤義親先生、大阪歯科大学理事長・学長・川添堯彬先生、 日本歯科医学会会長・江藤一洋先生、上海交通大学口腔医学院教授・張建中先生、大阪歯科大学歯科麻酔学 講座講師・方一如先生、昭和大学名誉教授・川和忠治先生



?東京医科歯科大学臨床教授・柏田聰明先生

?外務省歯科診療所所長・堤義親先生

?上海交通大学口腔医学院教授・頼紅昌先生

?特別講演「歯の長期保存と審美性向上の鍵となる『接着』を用いた補綴修復治療」のご講演をされる柏田聰明先生



 歯科用インプラントは、1985年をメルクマールとして近代インプラントの時代に突入した。 ブローネマルク博士の言葉でいうところのオッセオインテグレーションを基本とし、形状はスクリューもしくはスパイラルタイプ、また素材としては生体親和性に優れたチタンを用いたインプラントが主流となった。 そしてさらに一歩進み、骨とのバイオインテグレーション(骨結合)を可能にしたハイドロキシアパタイト(HA)コーティングのインプラントが開発された。
 チタンインプラントの場合、インテグレーションは骨接合であるが、HAはバイオアクティブな材料であり、その骨誘導能により強固な結合状態を実現した。
 しかし、従来のHAコーティングインプラントに対しては、コーティングを施すプラズマ溶射の工程において、高熱、高温をともなうがゆえに、アパタイトを破壊してしまうという課題があった。 その課題を解決し、HAの特性を充分に生かした高い結晶度を持つ再結晶化HAコーティング層の薄膜コーティングに成功したのがAQBインプラントである。
 AQBは東京医科歯科大学医用器材研究所で開発を行い、三井記念病院、日本歯科大学で治験を行い、優秀なデータを持って1994年に厚生省(現厚生労働省)の認可を経て発売を開始した。 その特長は、術式が1回法であること、1ピースのシリンダータイプであること、再結晶化HAを薄膜コーティングしていること、などが挙げられよう。
 AQBの再結晶化HAは、TCPをプラズマ溶射後、特許技術「水熱処理」を施しチタン表面にHAを薄膜コーティングしている。 その厚さは30ミクロン。HAのコーティングは50ミクロン以下が望ましいとされているが、AQBの再結晶化HAはその数値を優に超えた数値である。
 また従来のHAインプラントがプラズマ溶射後の結晶化度が70%にとどまっているのに対し、AQBは100%近い結晶化度を有する。 AQBの結晶化度の高さがおわかりいただけよう。 本来のHAの結晶は美しい6角柱の形状であるが、AQBの表面の再結晶化HAを電顕画像でみると、本来のHA形状を再現しており、従来のHAと比較するとその差は歴然である。
 このAQBにおける再結晶化HAコーティングの実現によって、初期固定に優れ、チタンインプラントでは4〜5ヵ月かかる上部構造装着までの期間が、AQBではわずか1ヵ月という短期間での治療を可能にした。 また、AQBは機械的強度に優れ、長期にわたる安定性を実現している。
 AQBは、骨密度の少ない症例や骨長が足りない症例、抜歯直後埋入やサイナスリフトなどにも広く応用が可能になり、良好な結果を得ている。 また、インプラント埋入時の負担の点において、患者さんのみならず、術者にとっても軽減されるという大きなメリットがある。
 AQBの術式は、タッピングなどは一切必要ない。ドリルで穴をあけリーマーで調整、植立といういたってシンプルな術式である。 2ピースタイプもラインナップしているが、術式はアバットメントがないだけで1ピースと同様である。 これにより、ソケットリフトからサイナスリフト、GBRなどの初期固定が得にくくリスクの高い症例への適応も可能になった。
 現在発売開始から15 年近くたつAQBだが、治検段階からの20年以上の長期症例も多数報告されている。 今後も歯科臨床の現場において、幅広い応用が期待されるインプラントシステムであるといえよう。







 
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